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2026.08.19

走行距離と車の価値の関係——距離が短ければよいとは限らない理由

車の価値を語るとき、よく出てくるのが走行距離です。「10万キロを超えると価値がなくなる」といった話を聞いたことがある方も多いでしょう。実際のところはどうなのか、整理してみます。

走行距離が見られる理由

距離は、その車がどれだけ使われてきたかを示す指標です。エンジンや駆動系をはじめ、多くの部品は使用に応じて摩耗します。距離が伸びるほど、消耗している部分が増えると推測されます。

ただし、これはあくまで推測です。同じ距離でも、どう使われてきたかで状態はまったく違います。

年式とのバランスで見る

実務で重視されるのは、年式に対して距離が適正かどうかです。一般に、年間の平均走行距離を目安として考えます。

  • 年式に対して距離が多い——使用頻度が高かったと判断される
  • 年式に対して距離が少ない——状態がよい可能性がある一方、長期間動かしていない懸念も

意外に思われるのが後者です。ほとんど乗らない車は、一見よさそうに見えますが、動かさないことで劣化する部分があります。

動かさないことで起きること

  • バッテリーの自然放電
  • タイヤの一部が変形する
  • ゴムやシール類の劣化、油脂類の状態変化
  • ブレーキ周りの錆

つまり「距離が短い=良好」とは限りません。適度に動かされ、きちんと整備されてきた車のほうが、状態がよいことも珍しくありません。

整備の記録が効いてくる

距離が伸びていても、定期的な点検や消耗品の交換をしてきた車は、その履歴が評価につながります。整備記録簿が残っているなら、ぜひ用意してください。

「距離が多いから相談しても無駄だろう」と諦める前に、これまでどう乗ってきたかを伝えてみることをおすすめします。

距離はひとつの要素にすぎない

年式、車種、状態、装備、そして市場の動き。距離はその中のひとつです。数字だけで判断せず、実際に車を見て評価するからこそ、納得できる条件が出てきます。

お車を確認し、現在の市場価値を査定したうえで、内容をご説明します。そのうえで、どうするかはお客様自身に決めていただきます。

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